日仏外相会談 (平成30年7月14日)

 7月14日,現地時間午前8時30分(日本時間午後3時30分)から約50分間,フランスを訪問中の河野太郎外務大臣は,ジャン=イヴ・ル・ドリアン仏欧州・外務大臣(H.E. Mr. Jean-Yves Le Drian, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と朝食会形式で日仏外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 河野大臣から,豪雨被害対応のため,安倍総理が訪問を取りやめざるを得なかった点を理解いただいたことに謝意を述べるとともに,ル・ドリアン大臣と共に日仏間の「特別なパートナーシップ」を更に強化していきたい旨述べました。これに対し,ル・ドリアン大臣から,豪雨の被害者に対するお悔やみの言葉を述べた上で,12日に「ジャポニスム2018」開会式がパリで開催されたが,フランスとしても,日本において同様の文化行事を開催する意向を表明しました。

2 二国間関係

(1)両大臣は,共に「太平洋国家」として,ニューカレドニア及び仏領ポリネシアの初の太平洋・島サミット参加を歓迎するとともに,法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向け,緊密に協力していくことで一致しました。 (2)両大臣は,日仏間の包括的な海洋対話を立ち上げることで一致し,その第一段階として,本年12月に予定される東京でのセミナー開催を歓迎しました。 (3)両大臣はまた,防衛協力の基盤となる日・仏物品役務相互提供協定(日仏ACSA)の署名を歓迎し,安全保障・防衛分野においても具体的協力を積み重ねていくことで一致しました。 (4)更に,両大臣は,「ジャポニスム2018」開幕を歓迎するとともに,文化面でも両国関係を強化していくことを確認しました。 (5)そのほか,両大臣は,イノベーションを始めとするデジタル分野やスタートアップ政策等の幅広い分野で日仏関係が深化していることを歓迎しました。

3 G20/G7

 両大臣は,明年のG20/G7議長国として,日仏が緊密に連携して,北朝鮮問題や地球規模課題等の国際社会の諸課題への対応をけん引していくことを確認しました。

4 地域・国際情勢

(1)国際貿易に関し,両大臣は,自由で公正なルールに基づく貿易体制の維持・強化を後押しすべく,緊密に協力していくことを確認しました。 (2)北朝鮮情勢について,両大臣は,全ての大量破壊兵器等の完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄を実現するために,安保理決議に基づく制裁の厳格な実施を維持することが必要である点で一致しました。また,河野大臣から,拉致問題の早期解決の重要性を説明しました。 (3)そのほか,両大臣は,イラン情勢等の地域情勢について意見交換を行いました。