被害者からの報告

凱旋門付近で遭遇した不審者について(未遂)

 

はじめまして。在パリ在住者です。先日凱旋門から伸びるFosh通りで不審者に遭遇したので、ご報告いたします。

 

日時:2018年1月24日(水)18時半頃

場所:Foch通りとRaymond Poincare通りの交差点にて

性別:男性

国籍:不明(アフリカ系・中東系・アジア系には見えませんでした)

年齢:推定50〜60歳位

身長:170cm位 痩せ方

服装:カーキ色のモッズコート・赤系チェックのネルシャツ・ジーンズ

その他:白毛のくせ毛で短髪、髭を生やしていました。目の色は黒っぽく、ギョロっとしています。また、スマートフォンではなくガラパコス携帯を所持していました。

 

状況説明:

英語で国籍を聞かれた後、「日系企業の●●(当館注:有名な日系企業です)を知っているか?そこに勤めているヤマグチという友人と会う約束をしているが、場所がわからない。もし知っていたら場所を教えて欲しい。」と言うので、私のスマートフォンで●●周辺のマップと住所を表示して見せました。

すると今度は「ヤマグチと連絡を取りたいが、彼の電話番号がわからない。彼の妹、クミコの電話番号を知っているからクミコに電話をして彼の電話番号を聞きたい。しかしクミコは日本語しか話せないから、あなた(私)が電話口に出てクミコから彼の電話番号を聞いて欲しい。僕がそれを聞き取ってメモをする。」と言われました。

もうこの時点で怪しいなと思い始めていたのですが、次の一言が決定打でした。 「携帯の充電がなくなりそうだから、あっちのキオスクに行ってまずは充電器を買いたい。キオスクまでついてきて欲しい。」

彼の指し示した方向はFoch通りの住居群沿い、真っ暗で細い人気のない道でした。 これ以上は関わらない方がいいと思い「もう友人が家に遊びに来る時間だから急いで帰りたい。さっき見せた住所に行ってください。」と言って立ち去りました。

去り際も「何時になったら友達は帰って君はフリーになるのか?」「家はキオスクの方向じゃないのか?」とかなり食い下がってきて、もう道を尋ねたいだけの人には見えませんでした。

もしあの暗い道について行ったらどうなったか?と考えると恐ろしいです。また先に国籍を確認したり、(矛盾だらけですが)暗がりに連れ込むシナリオを用意していたり、悪質な常習犯のように感じました。

 

以上、ご報告申し上げます。

 

(日本大使館領事部より)

不審者は、犯罪に関わる者から精神障害者、浮浪者、酩酊者など範囲が広いため、一概には言えませんが、今回の事例では、相手が日本の有名企業名を出した上で、ひと気のない道に誘導しようとした点からも何らかの犯罪を目論んでいた可能性が高いです。このような場合、相手の誘導に乗らず、毅然とした態度でその場を離れてください。身の危険を感じた際には早急に警察(17)に連絡してください。