被害者からの手紙

このホームページには、当地で犯罪被害に遭遇された方からのメールやお手紙が寄せられることがあります。
典型的な犯罪手口や危険な目に遭われた方から寄せられた内容を、ご了承をいただいた上で、次に掲載致します。

RER車内で強盗被害 ブランド物を替わりに買ったら
転勤でパリへ、被害の連続 偽警官
地下鉄切符で詐欺 地下鉄でスリに遭遇
空港とパリ市内のRERでスリ被害 北駅で泣きつかれ、カード詐欺被害
北駅での詐欺と集団スリ被害


空港とパリ市内のRER(首都圏高速鉄道)の車内で強盗に遭遇

 フランス在住の方やご旅行で来る方の身の安全に役に立てればと思い私の経験を送らさせていただきます。
シャルル・ド・ゴール(CDG)空港で友人を出迎えて、RERのB線に乗った車内での出来事です。私たち2人は電車の真ん中に席をとり、スーツケースを間に挟み迎えあわせに座りました。私は奥の窓側に座りました。友人と話している所、大きな男の人が突然前に現れて(どうやらこの駅で乗り込こんできたようです)、あっというまに、私のバッグをひったくろうとしました。
しかし、バッグは肩から下がっていて簡単に取ることはできません。そのまま、その男はバッグではなく私を引きずりながら、電車から無理やり降ろし、プラットフォームに引きずりながら連れ去りました。友人が慌てて、電車から駆け下り私の体を引きずられないようにしました。そしたら、もう2人の男が現れてさらにバックと私を引きずりました。そのまま、バッグが引きちぎれ彼らは悠々と改札を通り抜け去っていきました。周りの人は見て見ぬふりでした。
運転手によると、その午後(私が事故にあったのは午後17時ごろ)で、もう2件ほど同じような事件が起きたそうです。同じRERのBで、5時間の間で3件です。警察はあまりの数の多さになにもせず、ただ放っておくだけのようです。
私は、電車で都合がよく、治安も悪いとは聞いていなかったので利用しました。しかし、RERのBは治安の悪い地域も通るので、出来るだけこれからは利用は避けようと思います。色々な所からバスが出ているので、そちらのほうが安全かと思います。バスでも後ろには乗らず、運転手の近くに座るとよい聞いています。パリの北側やCDG空港などは特に注意したほうがよいそうです。
ご参考になればと。


(ご参考)

在仏日本国大使館では、平成15年1月に、外務省を通じてスポット情報をだしていますが、このRERのB線は空港利用客を狙った犯罪が頻発して危険です。警察当局や鉄道関係社もそれなりに配慮してはくれているのですが、いかんせん、治安の悪い地域を通ることもあって、なかなか実効があがっておりません。


転勤でパリへ、被害の連続

 私は、夫の転勤に伴い、パリに住んで一年ほどになります。その間、スリ等数々の被害にあいました。金銭的被害より、精神的苦痛の方が大きく今現在も精神的に辛い状況にあります。在留邦人の方への注意喚起に少しでも役立てていただきたいと思いメールいたします。

○オペラどおりでのバイクによるひったくり
オペラどおりを歩いていると、後ろからバイクの二人のりが近づき、バックごと奪っていきました。カード類は勿論、アパートの鍵も入っていたので、玄関の鍵を交換する等、大変な手間を要しました。

○シャルルドゴール空港からのタクシーの被害
空港に親族を送っていった帰り、自宅までタクシーに乗ったところ、渋滞などがないにもかかわらず、通常の倍ぐらいの遠回りをされ、しかも運賃を支払う際、つり銭をくれませんでした。恐ろしかったので、そのまま車を降りました。

○メトロ内でのスリ
メトロのフランクラン=ルーズベルト、ショセダンタン、コンコルド、などスリが多発する場所で、バックに手を入れられる等、何度もあります。友人にも、未遂も含めて同じような被害にあっている人が多数います。

 充分に気をつけて生活していても、この国では防ぎようのないことが沢山あります。上記のような目にあった場合、金銭的な被害より、精神的な被害の方が、はるかに大きい気がします。このようなことが続くと、メトロなどには極力乗りたくなくなり、外出もままならない状況になります。金銭的なものは、いくらでも修復可能ですが、精神的苦痛は、回復に時間がかかり、パリでの滞在・生活に大きく悪影響を及ぼします。
「自衛」しか対策手段がないというのも、なんとも、もどかしく思います。
今後の対策に、少しでもお役立ていただくと同時に、邦人の安全対策の更なる強化を望みます。



(日本大使館領事部より)

当館では、従来よりスリ、ひったくりの犯罪被害が多発しているとして、パリ警視庁に繰り返し善処を要請しておりますが、残念ながら、警察の取り締まりもなかなか実効があがっていないのが実情です。しかしながら、最近はパリ警視庁の働きかけで地下鉄駅構内において日本語による「スリに注意」するよう促すアナウンスも始まっております。今後とも、パリ警視庁と協力して、邦人の犯罪被害を少なくするよう努力して行きます。)

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