衛生パスの提示義務について

2021/11/30

衛生パス(pass sanitaire)とは

フランス国内においては、以下の証明書をもって衛生パス(QRコードが付されたデジタル証明書 あるいは QRコードが付された紙の証明書)と認められます。
● ワクチン接種証明書(EU共通フォーマット)
・ 2回接種が必要なワクチン(ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ)の場合は、2回目接種から7日間経過後
・ 1回接種のワクチン(ジョンソン&ジョンソン)の場合は、接種から28日間経過後
・ コロナ罹患経験者は、ワクチン接種から7日間経過後(接種は1回のみ)
● 24時間以内に取得したRT-PCR検査または抗原検査に基づく陰性証明書(EU共通フォーマット)
● 24時間以内に取得した医療専門家の監督下で行われる自己検査キットを用いた検査に基づく陰性証明書【参考:フランス政府HP
● 過去11日前から6ヶ月前の間に、RT-PCR検査または抗原検査に基づき新型コロナウイルスに感染していたことを示す証明書
 【参考:フランス政府HP(衛生パスについて)】
 

衛生パスの提示義務対象施設

※11月25日付フランス政府発表によると、クリスマスマーケットにおいても提示が求められるとのことです。詳細は主催団体や自治体等にご確認ください。
【衛生パスの提示が義務づけられている主な施設等】
・バー及びレストラン(企業の食堂を除く)とそれらのテラス席
・各県の地方長官が指定する20,000平方メートル以上の百貨店やショッピングセンター
・セミナー
・長距離移動のための交通機関(TGV等の地域間・夜行列車、地域間バス、国内線航空便)
・病院や高齢者施設等を訪問する同伴者、見舞客及び患者(救急搬送される患者は除く)
・サーカス、演劇会場、スポーツ・文化イベント会場、講演会場
・見本市会場
・屋外施設(動物園や遊園地を含む)
・スタジアム、スポーツ施設、プール、ジム
・大型カジノ、遊戯・ボーリング施設
・屋外フェスティバル会場
・映画館、劇場
・見学施設(モニュメント)、美術館、展覧会場
・図書館、メディア図書館(大学等施設のものを除く)
・スポーツ競技会場
・その他、公共スペースや一般に開放された場所で入場を制限する文化、スポーツ、娯楽、祝祭イベント
・宗教行事を行う宗教施設
・クルーズ船
・ディスコ、ダンスをするクラブやバー
・スタンド数30以上の縁日
 
※ 衛生パスの提示により、長距離移動のための交通機関を除き、施設等でのマスク着用の義務は課されないこととされていますが、地域事情や施設側の判断により義務が課される場合もありますので、留意してください。
 

衛生パスの無効化

  11月25日、フランス政府は衛生パスの無効化について以下のとおり発表しました。
● 12月15日以降、65歳以上は、最終接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種が終了していない場合、衛生パスが無効化される。
● 1月15日以降、18歳以上も同様に、2回目の接種から7ヵ月以内に3回目のワクチン接種をしない場合、衛生パスが無効化する。つまり、最終接種から5ヵ月後から7ヵ月後の期間の2ヵ月以内に3回目のワクチン接種が求められる。無効化される時期が近くなると、アプリ上の画面の色が変更され、通知される。
【参考:フランス政府HP
 

提示義務違反に対する罰則

● 成人の一般客は2021年8月9日から、各施設の従業員は8月30日から、それぞれ衛生パスの提示が義務化されています。12歳から17歳の未成年については、衛生パスの提示義務が2021年9月30日から課されています。
● 一般客による衛生パスの不提示は135ユーロの罰金が科され、また、施設側による確認怠慢は一時的な業務停止命令の対象となり、再発が確認された場合には、懲役1年と9,000ユーロの罰金が科されます。
● 衛生パスの不正利用には135ユーロの罰金が科される(再犯の場合はこれ以上の額)他、衛生パスの確認業務に携わる従業員等への暴力行為に対する罰則も想定されています。
 

フランスを含むEU加盟国及びその他特定の欧州諸国(注)以外の国でワクチン接種を受け、これから赴任などでフランスに長期滞在される方も、ワクチン接種証明書をもって、フランス国内で有効な衛生パスに相当するQRコードを申請することができます。
(注)EU加盟国、アンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、スイス、イギリス(イングランドおよびウェールズ)
 
衛生パスの申請を希望される方は、以下のウェブサイトにて申請の条件などをご確認ください。
在日フランス共和国大使館
フランス外務省
※ 申請に際しては、パスポート及び航空券のコピーの登録が求められます。
 
なお、上記ウェブサイトでは、申請は速やかに処理されるとされていますが、申請件数の多さから、申請から交付までに一定の時間を要している模様です。
 
ワクチン接種に係る衛生パスが交付されるまでの間に、美術館、レストラン、長距離鉄道など、衛生パスが必要とされる施設や交通機関を利用する場合には、事前に検査機関や薬局などで有償によりPCRまたは抗原検査を受検し、陰性証明書を都度取得することにより、これらの施設や交通機関が利用できます(24時間以内)。
これら検査を受検できる場所は、こちらから検索可能です。
 
【本件についての照会先】
フランス外務省 help.covid-pass@diplomatie.gouv.fr