被害者からの手紙

このホームページには、当地で犯罪被害に遭遇された方からのメールやお手紙が寄せられることがあります。
典型的な犯罪手口や危険な目に遭われた方から寄せられた内容を、ご了承をいただいた上で、次に掲載致します。

RER車内で強盗被害 ブランド物を替わりに買ったら
転勤でパリへ、被害の連続 偽警官
地下鉄切符で詐欺 地下鉄でスリに遭遇
空港とパリ市内のRERでスリ被害 北駅で泣きつかれ、カード詐欺被害
北駅での詐欺と集団スリ被害


地下鉄切符で詐欺

 在仏日本国大使館殿
 先日、パリ市内において、詐欺被害に遭いましたので、その概要をご報告申し上げます。広報等を通じて、他の旅行者等に注意を喚起していただければ幸いです。

○日時 平成15年3月16日 18:00頃
○場所 パリ北駅 地下鉄券売所
○概要
 地下鉄の回数券「カルネ」を買おうとして、自動券売機を扱っていたところ、後ろに並んでいた男が私に英語で操作方法を教えてきた(私は特に扱い方がわからない訳ではない)。なぜか一日乗車券の購入をしきりに勧める。「私が欲しいのはカルネ」というが、男は「カルネの販売は終わった」という。回数券の販売が終わることなど考えにくいので、怪しいと思っていると、そのうち勝手に自動券売機を扱い、現金かクレジットカードを入れろという。画面に表示されている額が46ユーロとあまりに高い。男は口では「一日乗車券」と言っていたが値段から考えて1ヶ月乗車券であると思われることもあり、購入を渋っていると、男は自分のクレジットカードを券売機に入れ切符を勝手に購入。男は切符を示し、46ユーロを払えという。既に買ってしまっているので、しかたなく50ユーロ紙幣を渡すと、男は切符と釣り銭をくれ、“Thank you”と言って立ち去った。受け取った切符の券面を見てもどういった切符なのか、よくわからない。(パリ市に到着した直後なので、メトロの切符を見るのは初めて)
 その切符で地下鉄に乗ると、たまたま日本人グループが車内にいたので、男から受け取った切符を示して券種を聞くと、一回乗車券(1.3ユーロ)とのこと。券売機から取り出した切符をそのまま渡してきたように見えたが、すり替えていたものと思われる。

 なお、被害額が比較的少額(50ユーロ程度)であったため、とくに被害届は出しておりません。


空港とパリ市内のRER(首都圏高速鉄道)でスリ

 拝啓、在フランス日本国大使館領事部殿。

 私は、アメリカ在住の日本人ですが、先週の火曜日、パリでの出張中に、RER Line B の Denfert-Rochereauの駅からシャルルドゴール空港 行きの電車に乗るところで、二人組のスリに遭遇し、現金約400ユーロを盗まれました。
 ズボンの後のポケットに財布を入れていたのが、いけなかったと思います。二人組のやつで、一人が急に自分の時計を私の足元に落して、「踏むな」と私のズボンの裾をおさえているうちに、もう一人の方が、財布をとって、現金だけとって逃げてしまいました。あっという間のことで、何が起っているのか分らないうちに、やられてしまいました。幸い、取られたのは、現金だけで、クレジットカードやATMカードは、大丈夫だったし、飛行機の時間に遅れたくなかったのでその時点で警察に被害を届けることはしませんでした。
 パリへは、これまでに8度ほど訪れたことがあるのですが、今回のような事件に遭遇するのは、初めてであり、パリの治安が、悪化しているのではないかと思われます。少しでも、私の体験が他の日本人の方々のお役にたてばと思いメールしました。アメリカへ帰ってから、領事部のホームページを訪れ、領事部の作成された 「被害届作成依頼書」を ダウンロードし、必要事項を記入しましたが、そちらの領事部へ送らせて頂いてもよろしいでしょうか?
 それとも、今更送っても、意味がないでしょうか?よろしくお願いいたします。  敬具


○RERのB線

 実を言いますと、この電車は空港利用客を狙った犯罪が頻発して危険です。日本の外務省のホームページでも広報してはいるのですが、最も安くパリ市内に移動する手段であるため、被害は後を絶ちません。警察当局や鉄道関係社もそれなりに配慮してはくれているのですが、いかんせん、治安の悪い地域を通ることもあって、なかなか実効があがっておりません。


○被害届作成依頼書

 これは、被害者ご本人が警察に届け出をしないといけません。また、この依頼書により「被害届の証明書」を警察から受けても、具体的な被害が現金だけですから、保険還付の対象となりません。その点では、確かに意味がありません。


○最後に

 パリの治安は、私どもの実感としては徐々に改善されつつあります。これは、前回の仏大統領選挙で治安問題が争点となったため、現政権が防犯や犯罪摘発に非常に力を入れているためです。ただし、被害に遭う日本人の方はまだまだ多く、実際に被害に遭った方にとっては悔しい思いをされておりますので、当館も警察当局に更に犯罪取り締まりを訴えて行く所存です。

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