被害者からの手紙

このホームページには、当地で犯罪被害に遭遇された方からのメールやお手紙が寄せられることがあります。
典型的な犯罪手口や危険な目に遭われた方から寄せられた内容を、ご了承をいただいた上で、次に掲載致します。

RER車内で強盗被害 ブランド物を替わりに買ったら
転勤でパリへ、被害の連続 偽警官
地下鉄切符で詐欺 地下鉄でスリに遭遇
空港とパリ市内のRERでスリ被害 北駅で泣きつかれ、カード詐欺被害
北駅での詐欺と集団スリ被害


地下鉄でスリに遭遇

在フランス日本大使館安全対策担当 様

 こんにちわ。
 私は、10月8日発、10月15日帰国のパッケージツアーに妻と二人でフランス旅行をしてきたのですが、帰国直前の自由行動の際に、昼間パリの地下鉄オペラ駅にてスリ被害に遭ったので、ご報告します。
時間:10月14日12時30分頃
場所:地下鉄7号線オペラ駅の出口昇りエスカレーターの降り口
状況:
 昇りエスカレーターの降り口にて中年の体格の良い男が何かをおとした様子でしゃがみこみました。私と妻は、その人を避けて通ろうとしたのですが、前後がブロックされるような形で、しばらくその場から動けなくなりました。しばらくして、その男性が立ち上がりお礼のような言葉を残して立ち去った後、ジャンパーの下に隠し持っていた私のウェストバックが無くなっているのに気が付きました。体格の良い男がしゃがみこんで、私の注意を逸らし、その間に後ろから他の者が盗んでいったのだと思います。


盗まれた物:
ウェストバック、財布、現金、クレジットカード、デジタルカメラ用スマートメディア3枚、小型三脚、アドレス帳、数珠、その他。
 すぐにホテルに戻り、クレジットカード会社に連絡を入れ、利用停止の手続きを行ったのですが、既に日本円で10万円と27万円程度の2度の不正利用があったとのことでした。

 エスカレーター降り口ということもあり、一歩間違えば大怪我になるところでしたが、私も妻も身体だけは無事であったのが幸いです。

盗難届けは、帰国便の時間が迫っていたため、シャルルドゴール空港にて、添乗員さんと現地ガイドさんの手助けを借りて行いました。

 盗まれて何よりも悔しいのは、旅行中撮影した3枚のデジタルカメラ用64MBスマートメディアです。枚数で約500枚。幸いデジタルカメラは、首から下げて胸ポケットに入れていたので無事でしたが、カメラ内の写真はたったの9枚だけでした。

 妻も私も、帰国した今でも、場所がエスカレーターだったことで、怪我をするのではないかという、その時の恐怖と、楽しかった旅行中の思い出が一瞬にして奪われてしまった悔しさがよみがえってきます。
 スリに遭わないように注意しなければならないことも十分承知していたつもりでも、一瞬のスキをついて狙ってくるのだということを身をもって体験しました。
 今後のフランス旅行者への警告と、失った思い出が戻ってくる僅かな希望を託してメールを送らせていただきました。


パリ北駅で泣きつかれ、クレジットカード詐欺被害

今回パリで大金を騙し取られてしまって、本当に悔しい思いをしたので、今後同じ日本人の方がまたパリで同じような被害に遭われ無いように、参考までにお話させてください。
まず北駅にて、ユーロスターでロンドンに帰ろうと搭乗口に向かっているところに「犯人」に話しかけられました。

「英語は話せますか?日本人ですか?どこに行くところですか」などと英語で聞いてきて、それから「私はイギリスのプロバスケットプレーヤーです。今から試合のために20分後の電車に乗ってバルセロナに行こうとしています。しかし、チケット販売機がクレジットカードのみで、現金が使えません。いま現金しか持っていないので、あなたのクレジットカードで私のチケットを買ってください。お金はちゃんと払いますので。。。とにかく急いでるんです」と言い、「これが証拠です」とバスケットチームの選手カードとやらを見せ、さらにサイフに入った札束を見せたりして、チケット販売機まで連れて行かれました。

信じた私も悪いのですが、そこでチケットを買おうとVISAカードを出し、機械にいれたのですが、なぜか買えず。。。そのまま「犯人」は「ちょっと誰かに聞いてくる。2分だけ待ってて」と無理やり私のカードを持っていなくなりました。その時点で「騙された!!」と思ったのですが、彼は私にサイフ、携帯、デジカメなどの貴重品を預け、「絶対戻ってくるから!!」と言っていなくなったので、とりあえず5分ほど待ってみました。すると、彼は戻ってきて「あなたのカードは使えなかった」とカードを返してくれました。

今、思うとカードを持って居なくなった間にどこかで現金をおろしたようです。後でカード会社に聞いたところ「北駅のATM」からの引き落としだったと言っていたので間違えないと思います。ただ暗証番号は絶対に教えてないので、どんな方法で現金を下ろしたかは分かりません。

ちなみに「犯人」の特長は、黒人で、短い(ボウズに近い)黒髪。背がとても高く、その日は太めのジーンズ(濃紺)をはいていました。靴はナイキのエア・ジョーダンモデルで白に赤の刺繍などが入っているもの。紺色の大きめのスポーツバッグを持っていましたが、中身はあまり入ってないようでした。それから英語とフランス語が出来るとも言っていました。

とにかく騙された自分も悪いのですが、今後また同じような被害者が出ないためにも、今回の件をたくさんの人に知って頂きたいと思います。
では長々と失礼しました。



(日本大使館領事部より)

○フランスでは、通称「マルセイユの罠」と呼ばれるクレジットカードを利用した犯罪被害が報告されています。
海外安全ホームページに掲載していますのでご覧下さい。

○最近、この手口はかなり高度になっているようで、暗証番号を覗き見なくとも、ATMを細工してどの番号を押したかが後で再現できるようにする手口などもあるようです。お手紙をいただいた方のケースでは、いったん、カードを持ち去られていますので、どこかでカードの暗証番号読み取り機にかけた可能性もあります。

○いずれにせよ、自分のクレジットカードを不用意に他人に渡すことはとても危険です。

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