被害者からの手紙

このホームページには、当地で犯罪被害に遭遇された方からのメールやお手紙が寄せられることがあります。
典型的な犯罪手口や危険な目に遭われた方から寄せられた内容を、ご了承をいただいた上で、次に掲載致します。

RER車内で強盗被害 ブランド物を替わりに買ったら
転勤でパリへ、被害の連続 偽警官
地下鉄切符で詐欺 地下鉄でスリに遭遇
空港とパリ市内のRERでスリ被害 北駅で泣きつかれ、カード詐欺被害
北駅での詐欺と集団スリ被害


北駅での詐欺と集団スリ被害

在フランス日本国大使館
ご担当者様

 

 2016年4月30日にパリ北駅にて詐欺と集団スリに遭ったのでご報告させていただきます。

 

 私たちは52歳と51歳の夫婦と20歳の大学生の娘の3人の個人旅行でロンドンからユーロスターに乗ってパリ北駅に15:30頃到着しました。その後、日本円をユーロに換金して地下鉄4番線バルべスロシュシュアール駅で2番線に乗り換え、クールセル駅のホテルに向かうつもりでした。
 パリ北駅の地下で切符を買おうとしたら、背の高い親切そうな男性が近づいてきました。そしてどこまで行くのか聞いてくれ、親切にチケットの買いかたを教えてくれました。クレジットカードで払おうとしたら、それは使えないといって自分のカードで精算してくれ、現金をくれといわれました。カードが使えないのはおかしいと思ったのですが、移動の疲れで言われるまま21ユーロ渡してしまいました(その支払いの際に先ほど換金したユーロを見られてしまったのが、失敗だったと思います)。そして、その後5番線に乗りなさいと言われました。クールセルには4番線で乗り換えではと言ったのですが、いいえ5番線ですと案内されました。やはり4番線ではないかと思ったのですが、親切な人だったので主人がこちらの方が近いのではと言い、5番線の乗り場に降りました。
 5番線の乗り場に降りたら、少し不安になったのですが、そのままスーツケースを持って地下鉄に乗りました。すると人が押してくるので満員電車?と思ったのですが、私と娘はアフリカ系の背の高い男性の間を抜け、中に移動できましたが、スーツケースを持った主人が背の高いアフリカ系の男性に囲まれて身動きが出来なくなっていました。ここでスーツケースを盗むつもりか主人に危害を加えるつもりかとやっと気が付きました。幸い主人は大声を出し、開けられかかったカバンとスーツケースを持って私たちの方に移動してきました。
 怖くなった私たちは次のスタリングラッドで外に出ました。スタリングラッドはたくさんの人たちが野宿していて怖かったのですが、たまたま通りかかった方がスーツケースを持った私たちを見てどうしたのかと声をかけてくれ、止まっていたタクシーに行先を告げてくれました。そのおかげでタクシーに乗ってホテルに到着できたのですが、その車内で私の財布(現金約7万5千円分のユーロ)がなくなったことと娘のiPhone6がなくなったことに気が付きました。主人は何も取られておらず、娘も財布は無事でした。
 英語はしゃべれますがフランス語ができないのに個人で移動したことと疲れでおかしいと思ったときに引き返さなかったことを反省していますが、こういうことがあったということを他の方にも知って注意していただきたいと思い、メールさせていただきました。パリ北駅からはスーツケースを持って地下鉄には乗らないほうがいいと思います。タクシーを利用しても、お金をねだる人や荷物を狙っている人がたくさんいますので、注意されたほうがいいと思います。ユーロスターの駅構内ですら、お金をねだる人等が入ってきました。
 なお、その後無事ユーロスターでロンドンに戻り、日本に無事帰国しましたことを重ねて報告させていただきます。

 

(日本大使館領事部より)
パリ北駅付近は従来からスリ、ひったくり、置き引き等の一般犯罪被害が多発しています。大きな荷物等を持ってパリ北駅に到着された方は特に注意し、タクシー等を利用して早急にホテルに向かうことをお勧めします。また、親切に言葉をかけてきたり、教えてもらった後に何らかの犯罪被害に遭うケースも多く発生していますので、例え友好的な態度で近づいてきたとしても見知らぬ人に気を許すことなく、時には強い態度で「NO」という意思を伝えてください。

 


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