【領事メール】【注意喚起】シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内とを結ぶ高速道路上における強盗被害
令和5年7月12日
シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内とを結ぶ高速道路上で強盗被害が多く発生しています。
強盗の手口の多くは、市内と空港とを結ぶ高速道路上において、渋滞で停車した車に強盗犯が徒歩やバイクで接近し、鈍器や石のような物等で車の窓ガラスを割り、膝やシートの上に乗せていたバッグ等を強引に奪うものです。特に空港から市内に向かう高速道路上で多く発生しています。
多く発生している場所は、Stade de France(サン・ドニにある多目的競技場)を過ぎた場所にあるトンネル内部やトンネルを出てから数百メートルの区間です。
被害は、タクシー、自家用車、レンタカーを問わず生じています。
割れたガラスで怪我を負うケースも生じており、大変危険です。
フランスに滞在中の方、渡航を予定している方は、以下の点に留意しつつ、強盗被害に遭わないように十分注意してください。
【被害を防ぐための対策】
● ハンドバッグ等の手荷物は、膝上やシートに置かない。
● やむを得ず、手荷物を車内に持ち込む際には、足で隠したり、布をかける等して、外部から見えないようにするか、トランクに入れる。
● できるだけ高級ブランド品は身につけない。
● 渋滞で車が減速・停止した際には、後方や周囲に注意する。
● 渋滞により停車を余儀なくされる場合には、一番右側の車線は避け、可能な限り、中央や左側の車線に移動する。
● (自家用車の場合)ガラスに飛散防止フィルム等を貼り、ガラスが割れにくいような対策をする。
万一被害に遭った場合でも、自ら犯人を追跡することはせず、警察に連絡してください。
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フランス国内においては、上記の強盗以外にも様々な犯罪(スリ、置き引き等)が多く発生しており、日本人の方も多く被害に遭っています。
以下の当館ウェブサイトに掲載されている海外安全情報等を参考にしつつ、安全対策を講じるようにしてください。
【日本人の犯罪被害 月例統計】
犯罪被害に遭った日本人の方からの報告に基づき、具体的な被害の種類や発生時間などを月ごとにとりまとめた統計です。
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/02218.html
【海外安全対策情報】
フランスにおける3ヶ月ごとの犯罪傾向や日本人の被害状況が取りまとめた安全情報です。
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/02101.html
【フランスの安全情報】
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/02000.html