第5回パリ日本茶コンクール最終審査会について





1月17日(月)、「第5回パリ日本茶コンクール(Japanese Tea Selection Paris)」の最終審査会が、大使公邸において行われました。
このコンクールは、日本茶を審査する審査員が全員フランス人であるという、ユニークなものです。コンクールを通じて、フランス人の嗜好を知ると共に、日本茶の魅力を発信し、フランス人の消費者及びプロフェッショナルへの認知度を高め、日本国内外での日本茶市場の拡大を図ることを目的としており、年1回開催されております(前回はコロナの影響で延期となり、昨年5月に実施)。
今回も前回と同数の238茶の応募があり、コロナ下においても、本コンクールに対する期待の高さを感じています。
審査に当たっては、日本茶インストラクター協会より任命された在仏の日本茶大使である能宗Lelong美佐子(のうそうルロングみさこ)氏の監修の下、フランス人のシェフ、ソムリエ、お茶のバイヤー、芳香の研究者等が審査を行い、味・香り・色彩において優れた銘柄が表彰されます。
最終審査会では、著名な料理人であるニコラ・サル審査員長の下、8人の審査員によって、金賞受賞茶の中から、それぞれ6つの部門でグランプリが選ばれました。また、伊原大使により、大使特別賞も選ばれました。


当初は、生産者の方をお迎えして表彰式及び交流会を実施する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、審査会や結果発表の様子は、主催者からのビデオメッセージの形で配信されることとしています。
お茶は日本では日常的に飲まれている身近な飲み物であり、カテキンという成分を豊富に含み、美容や健康にも、とても良いとされています。
美食の国、フランスで高い評価を受けたということは、日本茶の生産者の方々にとっても、大きな励みになることと思います。今後、ますます日本茶が普及していくことを願っています。