2025年新年賀詞交換会(大使御挨拶)
令和7年1月21日

皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。年頭にあたり、私からひと言挨拶を申し上げます。
昨年の新年賀詞交換会の挨拶において、100年ぶりとなるパリ・オリンピック・パラリンピックの成功を祈念しましたが、セーヌ川を舞台とした開会式やパリの名勝各地での競技実施など、フランスらしさが十分に発揮され、世界中の人々が選手の活躍に熱狂した大会でした。柔道、フェンシング、卓球、バスケットボールなど日本とフランスが競い合った競技も数多くあり、多くの人々の心に残る熱戦だったと思います。
また、昨年12月には、パリ・ノートルダム大聖堂の再開式典が開催されました。わずか5年余りで修復にいたったことは、フランスの文化遺産への情熱と関係者の尽力によるものであると感銘を受けました。
フランスの国内政治については、突然の国民議会の解散や、その後の2度の内閣総辞職など、予想困難な状況が続いています。引き続き、このような政治情勢が経済や社会等に与える影響をしっかりと注視していきます。
また、国際社会においては、引き続きウクライナ戦争の長期化や不安定な中東情勢を始め、国際情勢がめまぐるしく展開し緊迫しております。ガザ情勢については、1月15日に、人質の解放と停戦に関する合意が当事者間で成立したことを歓迎します。また、昨年は多くの国で選挙があり政権やリーダーの交代がありました。1月20日には、トランプ大統領が4年ぶりに米国大統領として再就任しましたが、米国の対欧州、対仏、対日政策及びその影響についても、しっかりとフォローしていきます。
このような国際情勢のなかで、G7メンバー国であり、同志国(like-minded countries)としての日本とフランスが協力し、国際的な課題への対応を進めていくことは、ますます重要になってきていると実感しています。
この点、本年は4月から10月にかけて大阪・関西万博が開催されます。フランスは独自のパビリオンとともに参加予定であり、期間中、マクロン大統領を始め、政官民の多くの関係者の訪日が想定されるなど、大阪・関西万博を契機に、両国間の一層の関係強化が期待されます。
こうした中、駐仏大使として3年目を迎える私として、着任当初に申し上げた(1)特別なパートナーであるフランスとの協力関係の強化、(2)日本の魅力発信、(3)在留邦人の皆様の安心と安全の確保、これらの点について、大使館の先頭に立って全力で活動していく所存ですので、引き続き皆様のご理解・ご協力を賜れれば幸いです。
本年が皆様にとって幸多き年となるよう祈念して、私の挨拶とさせていただきます。
昨年の新年賀詞交換会の挨拶において、100年ぶりとなるパリ・オリンピック・パラリンピックの成功を祈念しましたが、セーヌ川を舞台とした開会式やパリの名勝各地での競技実施など、フランスらしさが十分に発揮され、世界中の人々が選手の活躍に熱狂した大会でした。柔道、フェンシング、卓球、バスケットボールなど日本とフランスが競い合った競技も数多くあり、多くの人々の心に残る熱戦だったと思います。
また、昨年12月には、パリ・ノートルダム大聖堂の再開式典が開催されました。わずか5年余りで修復にいたったことは、フランスの文化遺産への情熱と関係者の尽力によるものであると感銘を受けました。
フランスの国内政治については、突然の国民議会の解散や、その後の2度の内閣総辞職など、予想困難な状況が続いています。引き続き、このような政治情勢が経済や社会等に与える影響をしっかりと注視していきます。
また、国際社会においては、引き続きウクライナ戦争の長期化や不安定な中東情勢を始め、国際情勢がめまぐるしく展開し緊迫しております。ガザ情勢については、1月15日に、人質の解放と停戦に関する合意が当事者間で成立したことを歓迎します。また、昨年は多くの国で選挙があり政権やリーダーの交代がありました。1月20日には、トランプ大統領が4年ぶりに米国大統領として再就任しましたが、米国の対欧州、対仏、対日政策及びその影響についても、しっかりとフォローしていきます。
このような国際情勢のなかで、G7メンバー国であり、同志国(like-minded countries)としての日本とフランスが協力し、国際的な課題への対応を進めていくことは、ますます重要になってきていると実感しています。
この点、本年は4月から10月にかけて大阪・関西万博が開催されます。フランスは独自のパビリオンとともに参加予定であり、期間中、マクロン大統領を始め、政官民の多くの関係者の訪日が想定されるなど、大阪・関西万博を契機に、両国間の一層の関係強化が期待されます。
こうした中、駐仏大使として3年目を迎える私として、着任当初に申し上げた(1)特別なパートナーであるフランスとの協力関係の強化、(2)日本の魅力発信、(3)在留邦人の皆様の安心と安全の確保、これらの点について、大使館の先頭に立って全力で活動していく所存ですので、引き続き皆様のご理解・ご協力を賜れれば幸いです。
本年が皆様にとって幸多き年となるよう祈念して、私の挨拶とさせていただきます。