駐フランス日本国特命全権大使からのご挨拶

令和6年1月4日
大使
皆様、2024年を迎えるに際し、謹んでご挨拶を申し上げます。
 
2023年は、これまでの国際社会の課題に加え、ウクライナにおける軍事紛争の長期化やイスラエル・パレスチナ情勢のかつてない緊迫化により国際情勢が一層緊迫した一年でした。そのような中で、日本はG7議長国及び国連安全保障理事会非常任理事国として、様々な外交課題に積極的に取り組んできました。G7諸国の結束と強固な日仏関係の重要性を改めて痛感した次第です。日仏関係については、1月の岸田総理の訪仏、そして5月のマクロン大統領の訪日と相互往来が実現し、12月の日仏首脳電話会談において日仏協力のロードマップが発出された他、経済及び文化を始めとする各分野でも活発な交流が見られ、私自身、日仏関係の幅の広さと深さを改めて実感しました。
 
2024年は、パリでは100年ぶりとなるオリンピック・パラリンピックが開催される記念すべき年となります。このような機会も最大限に活用し、私が着任時に掲げた3つの課題、(1)日本にとって特別なパートナーであるフランスとの協力関係の強化、(2)経済・文化・スポーツを始めとする各分野でのフランスとの関係強化や日本の魅力発信、(3)当地に在留・居住される日本人の皆様の安心と安全の確保について、大使館一丸となって職務に引き続き取り組んで参ります。
 
今後とも、皆様の御協力、御理解、御助言をよろしくお願いいたします。
 
駐フランス日本国大使
  下川 眞樹太