【領事メール】クリスマス・年末年始の犯罪被害防止

令和7年11月24日
 

● フランスでは、クリスマス、年末・年始の時期を控え、パリ等の都市部を中心にスリ、ひったくり、置き引き等の窃盗被害が増加する傾向にあります。犯罪被害に遭わないよう十分注意してください。
● 万一テロ事件に遭遇したときは、「姿勢を低くする」、「遮蔽物に身を隠す」等の回避行動を取りつつ、当局の指示に従い落ち着いて行動してください。
 
1 フランスでは、パリ等の都市部を中心に、観光スポット、鉄道・地下鉄の駅や車両内等、不特定多数の人が集まる場所でのスリ、ひったくり、置き引き等の窃盗被害が非常に多く、日本人の被害も多数報告されています。特に、外国人旅行者は窃盗犯罪のターゲットになりやすいとみられますが、フランス居住者の被害も報告されています。これらの被害は、時期を問わず通年発生していますが、特に観光シーズン、クリスマス・シーズン等には増加する傾向にあります。
 
2 つきましては、以下の当館HPの資料等を参照の上、犯罪被害に遭わないよう十分注意してください。また、万一被害に遭った場合は、速やかに警察に被害届を提出してください(多くの場合、被害の保険請求には、警察への届出受理証明書を求められますが、被害届は帰国後にオンラインやメールでは提出できません)。  
 
〇 安全の手引き(2025年度版):
https://www.fr.emb-japan.go.jp/files/100254832.pdf
 
〇 盗難などの犯罪被害やトラブルに遭った場合(在フランス日本国大使館ホームページ):
 https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/03501.html
 
3 現在、フランス国内のテロ警戒レベルは、引き続き3段階中の最も高いレベルである「urgence attentat」となっています。過去にはクリスマス・マーケットを標的としたテロ事件も発生していますが、こうした不特定多数が集まる大規模イベントはテロの対象となりやすいため、窃盗被害のみならず、テロの可能性についても念頭に置いてください。
 万一テロ事件に遭遇したときは、
 ● 姿勢を低くする
 ● 遮蔽物に身を隠す
などの回避行動を取るとともに、当局の指示に従い落ち着いて避難し、安全が確保された後、大使館までご一報ください。